
|
こんな方にインタビュー
聞き手
そらもね代表 村田 真弥子 |
岡野あつこ著
|
離婚カウンセラーとして夫婦間のつらい出来事や悩みに相談にのってきた岡野あつこさんにお聞きしました。
公式ページカラットクラブ 離婚相談救急隊 |
ペットが夫婦にとって、かけがえのない存在になっている例もあると思いますが。 |
 |
夫婦でよく話し合うというのは大事だし、夫婦それぞれ自分本位になりがちだから、いろいろ反省することはあるんだろうけど、人間ってすぐには変えられないですよね。そんなとき、ペットを通してコミュケーションをとるというのはひとつの工夫だと思いますね。
例えば女性はやさしくされればうれしいという特質があるから、ペットで流れが変えられるということがあります。愛情表現が下手な無骨な男性でも、犬や猫を前にするとものすごく目尻が下がっちゃう人とかもいるじゃないですか。 |
でも相談の中で、「もっと相手に優しく接してみてください」って言ったって、そんな簡単にはできない。その点、ペットを介して間接的に会話をするなら、同じことを言っても角が立ちませんから。例えば「飯はまだかっ」と言うより「お腹空いたよなぁ、お母さん早く食べさせてくれないかねぇ」とペットに向かっていたずらっぽく言う。言われた方も、そこで「私だって、ちゃんとやってるわよっ」「何でペットにだけ優しいのよ」とムキになって言い返さないで、同じようにペットに向かって「私にはそんな優しい言い方してくれたことないのにねぇ〜」みたいに。そうすると、随分やわらかいコミュニケーションになるじゃないですか。そこで相手の言いたいメッセージがそれとなく聞こえてくるんですよね。「ペットに言ってるんだから」って言えば、まぁ角の立ちようもありませんものね。それは大いにありだと思いますよ。 |
逆にペットがかわいそうな場合もありますね。 |
うまくペットを二人の間に入れる工夫も必要ですよね。 |
ムリヤリじゃなく、自然な形でペットをワンクッションにしてあげないと。お互いにとって潤滑油にならなければ、ペットもいい迷惑でしょ(笑)。ビリヤードのようにストレートでは入らなくても角度を変えると入るように、直接だと余計なことまで言っちゃいそうな自分の気持ちを上手に伝えるためにペットを介するっていうのをわかってないとね。
あ、あと相性をペットに選んでもらうのもありだわね。「この子が懐いたから、あなたは合格よ」みたいな(笑)。 |
|
失敗談もあるんですか。 |
|