動物園として開放して良かったと思うことは。 |
動物園で飼えなくなった動物やケアできなくなった動物を世話しているうちに自然に増え、ミニ動物園になりました。子供がいたづらしたり心配な面もありますが、喜んでいる顔を見るのがうれしいです。オーナーは動物にも人にもやさしいく、とても尊敬しています。何より動物のキャラクターがそれぞれ違うので毎日があきないし、世話をするために寝泊りもしますが、ここの動物全てが私達のペットです。4人のスタッフも皆んながファミリーのようで楽しいです。 |
とても日本語が上手ですが。 |
15才からオーナーLeslee Houstonのアメリカの牧場でアルバイトをしていました。5年前にここへ来て、2年前にフィアンセと知り合いました。そのフィアンセが日本人なので、よく勉強しました。 |
餌代は相当になると思いますが。 |
肉の量だけで、チキンとビーフを合わせて、1日に15kgくらい消費します。餌代もそうですが、ここは直接触れて遊べるため感染などの注意に気を使っています。ドクターチェック費用にもたくさんかかります。このカンパニーは政府の援助はありませんから、これらは全て乗馬の売り上げで賄います。そのためにホースライディングの料金を出来るだけ費用に当てられるようにしています。ダイレクトに申し込みを受けて、ツアーデスクに入らないのも、リーズナブルに楽しんでもらうと同時に多くを費用にしたいから余分な経費を掛けないようにしています。

動物園の維持費を賄う近くの島から集められた乗馬馬たち |
ネコ科の動物が多いですね。 |
”大きなネコ”のライオン(3才のラムバート)もそうですが、ベンガルトラのターシャ、黒ヒョウもネコの仲間ですね。ネコ科ではアメリカから連れて来たボブキャット(オオヤマネコ属)のボビンなどは夜行性で昼間はほとんど寝てます。スリムなサーバルキャットのシュガー、イタチのようなジェネット(ジャコウネコ科)はアフカから来たのですが、一番多いのは島の人がケアできなくなった猫や捨てられた猫です。約20匹くらいいます。グアムでは野良猫になると州農務省のグアム・アニマル・イン・ニードに引き渡され、1週間の間に貰い主が現われなければ処分されます。
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園内にはグッズは勿論、自動販売機もありません。 |
手洗いくらいしかありませんので、飲み物がないので不便と言う人もいます。至りつくせりの園ではないので動物以外は何も用意できません。持ち込みも自由ですから飲んでも構いません。勿論、有料の写真撮影などもありません。ただ他のものにあまりお金と時間をかけさせたくないのです。 |
今後の夢とか、日本人へのメッセージとかありますか。 |
ここは10エーカー(注:1,200坪のサッカーグランド10個分)ありますが、もっと動物園の方も広げたいし、白いトラとか他の動物も増やしたい。フィアンセは猫が大好きなので、猫の種類も増やしたい。ここのカンパニーはもう11年になりますが、日本の観光客の方には分りにくい点もありましたが、スタッフも少しづつ日本語が分るようになりました。興味を持って聞かれることにはフレンドリーに答えています。乗馬をしなくても遊べますので、気楽に尋ねて欲しいですね。 |