川崎の写真展PROGETTO、「八二一フェア&はっちゃんサイン会」(東急ハンズ三宮店11月27日)と展示会もこなす「はっちゃん」ですが、公園時代からなつっこい子だったんですか。 |
野良猫を撮る際は、逃げられることが普通なので、まず逃げずに写真を撮らせてくれる猫に出会うことが第一歩になります。そんな中、はっちゃんは初めて会った時から逃げないで、立ち姿、座り姿といろいろなポーズを撮らせてくれて、最後は両手を伸ばして寝はじめるという野良猫では見たことのないポーズを
とってくれたので、おもしろい猫だなぁというのが第一印象でした。はっちゃんはカメラをまったく怖がらないですし、人も怖がらないので、とても写真に撮
りやすいです。今だかつて、何かを怖がっているところを見たことがないぐらいの“怖いものなし”なんです。公園に居るときからも人なつっこい性格で、地域の人に可愛がられていたそうです。
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NHK教育テレビ『おしゃれ工房』8月号で写真講師をされました。撮影の講演活動もされますが、外猫の撮り方では、猫との距離の縮め方が難しそうですね。 |
猫に出会った時には、いきなり近付くとどんな猫でも逃げてしまいます。ですから、最初はあまり目線を合わせないようにさりげなさを装って、「にゃー?」
などと声をかけてみます。声を聞いた時点で逃げてしまう猫は無理ですが、何だろう?という反応の猫なら、こちらのアプローチの仕方次第でちゃんと撮らせ
てくれます。やさしく声をかけながら、体勢を低くしてまず一枚。それから少しづつ近付いていきます。逃げられても普通のことなので、いちいち落ち込みません。とにかくやさしく話しかけて、怖くないんだということをわかってもらうようにしています。
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「はっちゃん」と出会って、写真家として変わった、変えてくれたことは? |
元々、外猫の写真を撮る際も、かわいいなーと感じたことを表現できるように努めていました。写真は、“かわいく見えているからかわいく写る”のだと思っ
ているので、かわいいと感じるシーンを撮っています。写真の撮り方自体はそんなに変化はないように思いますが、外猫に対してもはっちゃんと同じように気安く接するようになったと思います。あとは、はっちゃんへの親バカ度はとどまるところなくアップしています。
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これからはどんなことを楽しみにしていますか。 |
毎日写真を撮っていても、つぎつぎと新たなおもしろいポーズをしてくれるので、ぜんぜん飽きないどころか、いまだに発見があります。当初から甘えん坊な猫には変わりありませんでしたが、ご飯のおねだりで抱きつくようになったり、お布団に入ってくるようになったりと、今までしなかったことを突然するようになるのも嬉しいです。まだまだこれからも新しいことをやってくれそうなので期待しています。そんなおもしろいことや新たな発見を本やブログで紹介していきたいです。自分たちがおもしろいと思ったことをアップしているので、同じようにおもしろいと思ってもらえると、とても嬉しいです。
今後は、『hatch! はっちゃん日記』のアンケートはがきが好評なので、第2弾が出るかもしれませんし、はっちゃんの新たな本の予定も進行中ですので、楽しみです。 |