Vol.2  2005年10月 新商品情報
ペットニュース

 

こんな方にインタビュー
聞き手
そらもね代表 村田 真弥子
    ツカサオフィシャルサイト  
ツカサグループ代表・川又 三智彦さん

 『♪440-0111(ヨンヨン・マルマル・ワンワンワン)』
『♪アドレスは222.co.jp(にゃんにゃんにゃんてんコてんジェイピーには犬、猫が登場するわけですが、きっかけは?
 ワンワンの時は”マイオフィス”とかアイデアはいろいろあったんだけど、インパクトがないので、電話番号を強調してあのCMになったんです。ワンワンは一人一人の自立を支援するという意味で”ワンワン”にするのは決まっていた。経費は掛けられないですから犬を使うのに自前で飼犬をCMにしただけです。2も語呂合わせでにゃんにゃんにすることはすぐ決まっていたんです。ただ、電話番号だけでなく、これからはインターネットが重要になるだろうという予感はありましたから、アドレスを入れたんです。結果的に犬と猫になりますが、東京新聞[ハローペット」にも載りましたが、ペットはみな好きですから、パソコンスクール(ももたろう)はイヌ、サル、キジのコース名にしたくらいです。

 「てんコてんジェイピー」で、アドレスの覚え方を知った人も多かったのでは。
 あるマーケティング調査で「空で言えるアドレス」の全国3位に入るほどの認知度がありました。それでアクセスしてくる人は少なかったですけどね。

 「ツカサネット新聞」は記者に登録すれば誰でもなれる。既に400人が登録していますね。
 広告媒体として考えているものの一つで、これで収益を上げようというのではないんです。ですから採算が合わなくても続けますから。年初は15,000PV(ページビュー)で、今は12〜16万PVがあります。記事数でページが多くなっているので訪問数では2〜3倍にはなっていると思います。

 ペット可のウィークリーマンションの可能性は
 確かにペットと居たいというニーズはある。引越し、建て替えのとき、ペットはどこかに預けなければならないわけですから。
ペットが好きな人とペットと縁が無かった人にはかなり温度差がある。要望はいろいろあって迷惑の中にもいろんな迷惑がある。楽器の音だったり、臭いだったり人それぞれです。気持ちよく利用してもらうには、建物や設備と同時に周りの環境も大切な要素です。ペット可のマンションがあるんだからと簡単に考えるかもしれませんが、いろんな規制と抵触しますから役所がダメっていうでしょうね。保健所がまず怒るでしょうね。
ぼくもペットを飼っているから分かるんですけど、臭くないし何にも問題はないと思うんです。設備上も簡単で、ケージもレンタルがありますから難しいことではない。しかし、SOHOは事務所として登録しているので、事務所と住居は違うので現状ではまず無理でしょう。

 ワンワンからにゃんにゃんときて、次に「昭和30年代村計画」が”サンサン”とかになるんでしょうか。テレビでも「なぜ今昭和30年代なのか?」という取り上げられ方をしています。
 ハハハ、それは考えていないけど、年金から医療、生きがいなど高齢化問題は生半かではないです。自立、独立する人をサポートする「ワンワン倶楽部」をやったり、セミナーを開いたりして、情報ネットワーク作りをしてきましたので、その延長線上で出てきたことなんです。ぼくが家業を継ぐためにアメリカから帰ってきたときは、部屋を借りるのに、年寄り、子供が居る、ペットなんてもってのほかという人権蹂躙みたいな状況だったんです。その中でウィークリーマンションを確立させました。この村計画には夢がありますから、ですから必ず実現できると思っています。「ワンワン」で1,400億円の負債を追いましたが、昔、「借金も財産」と言われていたんですが、借金は借金でしかなくなったんです。今日があるのは奇跡のようなもです。あらたなチャンスを掴むのに必要なものは”思い”ですね。だからこの村計画もビジネスモデルとして必ず成功すると思ってます。

 「昭和30年代村計画」で小学校とふれあい動物園をリンクさせる意味は
 ぼく自身、精神的に追い詰められた時、一番つらい時どれだけペットが和ましてくれたか、図り知れませんね。
レジャーもキャンプ場に行かなければキャンプができないとか、お金を払わないと成立しない時代になっている。アミューズメントでなくても動物に触れる機会があったわけです。自然に動物が居るという当たり前の生活がいいと思っていますから、それを子供の時から体験させたいと思うんです。
特別なものを作るというより、職業訓練場があるのと同じように動物訓練学校なんかもあればいいと思う。場を提供すれば、いろんな知恵が集まってきますよ。

 昭和33年を描いた映画「ALWAYS三丁目の夕日」のポスターがたくさん貼ってありますが、どう関わって居るんでしょうか。
 どんな映画も原作の方がいいに決まっています。この映画に関する限りディテールがそっくりで、感激しました。スポンサーであるとか特に関わっていません。映画が完成してからいろいろ話は来ています。映画会社の社長とも会って、既に進んでいる話もあります。

 ホームページを見ると会社のアドバルーンかと思いましたが。
 もともとぼくは最盛期でも個人的な贅沢にはあまり興味がなかったので、高級な車にも乗らなった。今でも軽自動車で間に合っていますから。興味の対象が違うってことでしょうかね。他人がやっていないこと、そんなバカなっていうのを何とかするのが好きなんです。
人間の喜びって、面倒見てもらえばいいってもんじゃないと思う。いろんな介護施設を見て歩いたけど、ぼくが入りたいと思った所は1つもなかった。第一、入っている人の目が死んでいると感じたんです。
教えることは皆好きなんですよ。村体験で木を切ったりするんですが、一人に3人くらい村の人が付いてくれるんです。老人は同じ過去の話ばかりするっていうけど、聞く人がいつもおなじだからです。お客さんが毎日変われば、その人にとっては面白い話になるんです。縁側喫茶なんかもそういう発想です。
ペットの飼い方にしてもマナーの問題というより、年上の人が人としてのマナーを教えたり、生活のルールを学ぶという当たり前のことをやれば解決します。この村計画は子供の教育、過疎、若い世代労働、社会問題全ての問題と関わることなんです。ボランティアだけで事業としてのベースがなければ長続きしない。仕事としてもらうお金より役に立ってもらうお金の方がうれしいと同じように自分自身が認められ、評価される、自己実現が喜びであるし、教わるより教える方が楽しいし、うれしいもんなんです。お金儲けで無くても誰かの為に働ける場があることが楽しいわけです。
わずらわしいのは嫌いだから、他人とベタベタするのは苦手だという人は適度な距離を持てばいいわけで、山の中腹に土地もありますし、好きなときに下りてくればいい。

 イメージではとてもミーハーに見えますが。
 ぼくは見かけ通りミーハーですよ。キャバクラにも行きます。だって文化の作り手は若い女の子達からはじまってるんですよ。女の子にこのイラストを見せますと、無条件に入り込みます。楽しくなければ若い女の子に流行らないです。だから、時間を惜しんで遊びにいくんですけど(笑)、評判はいいです。我々より後の世代にも受け入れられている。 彼らには新しい文化なんですね。

 プロジェクトをやろうとしたら、必ず反対する人はいるもんですが。
 これに関しては反対は何もないですね、ただ信用しない人はいっぱい居ますけどね。役場や電鉄から地元にも大歓迎されて、ぼくもこんなに急速に進むとは思わなかった。今進んでいるのは伊東ですが、他にも全国展開を考えていて、あちこちから話があります。

 まるで代表のロマンを語っているような”大人のごっこ”という感じですね。
 駅前本通りは「キネマ通り」というんですけど、映画館のないキネマ通りほどさびしいものはないですよ。
デジタルだったら、シネマは5つや6つできるわけでうそういうアイデアを出す人はいっぱいいます。いろんな趣味を経験している人が集まるわけだからバンドだってできるし、村の生活そのものが毎日がイベントだから人はやってきます。
ここで死ねば淋しくないですよ。都会ではどうですか、有名人なら兎も角、何人集まってくれますか。場合によっちゃ、誰にも気づかれないことだってあるんじゃないですか。結婚式と葬式は村の一大イベントになりますから、みんな集まっちゃいますよ。
川又 三智彦さんの
主な著書





  ツカサ本社応接室にて
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